ジョーダン・ハービンジャー・ショーでスコット・ヤング(Scott Young)との対談がありました。
スコットは著書「超学習(Ultralearning)」で上手に学習する方法を教えています。自身もMITのコンピューターサイエンスのコースをオンラインでやってみたり、短期集中で言語を4つ習得しました。
Ultralearning: Master Hard Skills, Outsmart the Competition, and Accelerate Your Career
ISBN-10: 006285268X
ISBN-13: 978-0062852687
メタラーニング Meta-Learning
学習する方法を学習することをメタラーニング(Meta-Learning)と呼びます。スコットは新しいスキルを身につけるときにすべきことを説明しました。
まずそもそもどんなスキルを身につけるべきか考えないといけません。将来的に何をしたいか、そこから逆算する感じです。
- 何をできるようになりたいのか?
- そのためにはどんな知識やスキルが必要か?
学校のクラスなどで、なんとなく受けているだけだと、実世界で応用するのは難しい。その知識をどのように使いたいのか?毎日少しでも目標とつなげて考えるようにした方がいい。
新しいスキルを効率的に習得する方法
最初にそのスキルを習得する方法について1、2時間くらい調査しましょう。
「○○の学び方」とかを検索するのです。多くの人はそのスキル事態を検索して最初に出てきたコースを取ったりします。学び方を調べることによって効率的に進めることができます。
また、すでのそのスキルを持っている専門家に聞くのもいいです。どのように学ぶのがいいと思うか?自分と似た境遇だった場合、参考になります。
学び方は複数あるけれど、自分に合っているのはどれか?
現行の教育システムは人に合わせてカリキュラムが組まれるのではなくて、画一的なカリキュラムに人が入っていく仕組みです。そのため、周りの人と比べて理解が遅いと向いていないと思ってしまう。スコットはそれは錯覚で、大抵の人は大抵のスキルと身につけることができると言いました。やり方を変えればいいだけかもしれません。
新しい言語を習得する方法
これもまずどのようになりたいかが重要です。
本を読めるようになりたいだけなのか、人と話せるようになりたいのか。
会話ができるようになるにはイマージョン(Immersion)を勧めていました。2カ月くらいPimsleurみたいなアプリでその言語に慣れてから、海外旅行などして現地の言葉以外を一切使わないのです。最初の2週間はすごく苦労するけれど、勢いがつけば楽になるそうです。
多くの人が新しい言語で苦労するのは、母語と新しい言語を行き来しているためだと言いました。スイッチング・コスト(Switching cost)が発生して余計に難しくしているのです。
最近、現地の小学校でもイマージョンクラスがあります。例えばスペイン語「を」教えるのではなく、スペイン語「で」教えるのです。子供たちが言っている日本人補習校もある意味イマージョン教育ですね。
まとめ
新しい技術を身につけると見えている世界が広がります。就職などの可能性も広がります。
なによりも、自己満足によるドーパミンが発生して幸せになれます!!