ジョーダン・ハービンジャー・ショーでリック・ハンソン(Rick Hanson)との対談がありました。
打たれ強い Resilient
リックは最新の著書「打たれ強い(Resilient)」では最悪の日でもやり過ごせるようになれるアドバイスを上げています。
チャレンジを管理し、弱みを守り、リソースを増やすことが重要だと言いました。それぞれ、周りの環境、自分の身体、頭の中にあるので改善する方法は9通りあるとのこと。この中で特にリソースを増やすことに重点を置くそうです。なぜなら、唯一自分だけで対処できることだからです。
Resilient: How to Grow an Unshakable Core of Calm, Strength, and Happiness
ISBN-10: 0451498844
ISBN-13: 978-0451498847
10分チャレンジ
自分の心をもっと強く、もっと幸せにするための10分チャレンジも出しました。
やることは3つです。
- 毎日6回、いい体験があった時に10秒から30秒くらい、その体験に浸ります。簡単な作業が終わった時とか、家事を一つ片づけた時でも大丈夫。すぐに次のことに移るのではなく、「あ、できたな」と達成感を実感します。
- 自分の中で育てたい、強くしたい性質を一つ決めて、一日の中でそれにつながる機会を探すこと。これは直したいクセであったり、子供ともってうまく接することでもいいです。
- 最後に、何回か1分くらい、「深緑(Deep green)」の状態で考えにふけます。深緑とは、十分に安全で、十分に満足で、十分に周りと関わっている状況です。
これを毎日繰り返していけばポジティブな方向に流れるそうです。
どんな状態の人でも有効ですが、ひどい状態の場合、それだけたくさんリソースが必要になってきます。相応の努力無くして成果は出てこないので、「○○するだけで幸せになれる」というものではありません。
良い年箱 Good Year Box
おまけで「良い年箱(Good Year Box)」というのを勧めていました。とても簡単で、箱を用意します。毎日、その日にあったいいことを紙に書いたり写真をプリウントしたりして入れます。
凹んだ日などに箱の中身を確認して気分を落ち着かせることができます。
また、一日を「今日は何を入れよう」と考えながら過ごすので、自然と良いことに集中するうようになります!!
幸せになれる脳をつくる Hardwiring Happiness
リックの別の著書「幸せになれる脳をつくる(Hardwiring Happiness)」ではネガティブバイアスについて書きました。
人間の脳みそはポジティブなことに対してはテフロン加工されていて、ネガティブなことにはマジックテープのように引き付けるそうです。これは何百万年もの進化の中で、死なないように出来上がったそうです。
人は毎日5つのことを繰り返しているそうです。
- 良くないことを探す
- 見つけたらそこに考えを集中する
- 過剰反応する
- 脳に焼き付ける
- コルチゾールを出してストレスが出やすくなる
対処するには4つの方法を勧めています。頭文字を取ってHEALです。
- Have a Good Experience:良い体験をする
- Enrich it:思い出を熟成させて増強する
- Absorb it:脳みそに吸収する
- Link Positive and Negative Material:悪い思い出とセットにして良い体験の方が強くなるようにする
この本は和訳もされています。
⇒幸せになれる脳をつくる 「ポジティブ」を取り込む4ステップの習慣
まとめ
今回は幸福を増やす具体的な行動がたくさん挙げられていてとても良かった。とりあえず毎日をいいこと探しをしながら過ごして記録してみようと思った。