ジョーダン・ハービンジャー・ショーでいろんな国民の性格についてアンディー・モリンスキー(Andy Molinsky)との対談がありました。
グローバル手法 Global Dexterity
国際的な交流をするにあたって、相手がどのような文化からきているのか理解しないと誤解が生じやすいです。そのためのガイドライン的なものをアンディーが本にしました。
Global Dexterity: How to Adapt Your Behavior Across Cultures without Losing Yourself in the Process
ISBN-10: 1422187276
ISBN-13: 978-1422187272
文化の違いを6つの要素から観察したのが特徴的です。
文化の6つの要素
文化の6つの要素は:直接的(Directness)、情熱(Enthusiasm)、形式(Formality)、意見(Assertiveness)、自己主張(Self-Promotion)、自己解放(Personal Expressiveness)です。
- 「Directness」はコミュニケーションがどれだけ直接的であるかです。
- 「Enthusiasm」は感情などをどれだけ表に出すかです。
- 「Formality」は謙遜や敬意をどれだけ表すかです。
- 「Assertiveness」は自分の意見をどれだけ強く表現するかです。
- 「Self-Promotion」は自分の成果についてどれだけ言うかです。
- 「Personal Expressiveness」は自分についてどれだけ情報を出すかです。
それぞれ、日本とアメリカを比較した場合、こんな感じになります。
- Directness:日本は低く、アメリカは高い。
- Enthusiasm:日本は低く、アメリカは高い。
- Formality:日本は高く、アメリカは低い。
- Assertiveness:日本は低め、アメリカは高い。
- Self-Promotion:日本は低く、アメリカは高い。
- Personal Expressiveness:日本は低く、アメリカは高い。
真逆ですね(汗)。
著者が日本の特徴として「空気を読む」、「出る杭は打たれる」、「敬語の多さ」などをあげています。また、終身雇用の崩壊で変わったことや、飲み会では逆になったりすることも多いと言っています。
まとめ
今の情勢にどれだけ適用できるかは分かりませんが、参考になると思います。特に海外駐在員とか留学生にはためになると思います。日本国内でも外国人労働者が増える法律(入管法改正案)も通ったのでこういった知識が必要になるでしょう。
もちろん、個人レベルでは当てはまらないことも多いでしょうが、傾向はつかめるのではないでしょうか?