ジョーダン・ハービンジャー・ショーで栄養生化学者のジョリーン・ブライトン(Jolene Brighten)との対談がありました。
ジョリーンは著書「ピルの先にあるもの(Beyond the Pill)」で低用量ピルを使用する上での注意点を述べています。
Beyond the Pill: A 30-Day Program to Balance Your Hormones, Reclaim Your Body, and Reverse the Dangerous Side Effects of the Birth Control Pill
ISBN-10: 0062847058
ISBN-13: 978-0062847058
低用量ピル
低用量ピルは英語で「Birth Control Pill」、単に「Pill」と呼ぶこともあります。ジョリーンはピルのことを「史上最も長い非対照実験」と呼んでいます。発明されてから、副作用について研究されることもなく処方さられてきたのです。メリットがあまりにも大きかったので深く考えなかったのでしょうか?
合成ホルモン(プロゲスチン)によって脳と卵巣とのやりとりを騙しているわけですが、自然にできるプロゲステロンに比べてウツになる確率が30%上がったり、高い自殺率と関連付けられています。テストステロンの量が半減したり、筋肉量を減らしたりする研究もあります。また、危険な行動を取りがちにもなるそうです。
ヨーロッパとアメリカでは説明書に書かれている注意の種類が違ったりしています!!
リスクを理解する
ジョリーンは自分の身体のことをもっとよく理解した方が良いと言いました。正常な時に検査を受けておいて、「自分個人」の正常範囲を把握しておくべきです。ピルを始める前に、できれば整理の周期3回分のデータが欲しいところです。飲み始めて生理の遅れなどが起きたり、「一般」の正常範囲内でも「自分」としては異常な値になったら要注意です。また、飲み合わせで血栓になりやすい遺伝子もあるのでその検査も事前にしておきたい。
ホルモンバランスを変えるわけですから、行動の変化も出てきます。できれば親友などに、ウツっぽくなったり「らしくない」行動に出たら、医者に診てもらうように知らせてもらうとよい。
ちなみに、ピルを服用中は異性の好みも変わるそうです。結婚して、子供が欲しくなってピルをやめたら、相手のことがイヤになったとか、逆のパターンもあるそうです。具体的にはピルを飲んでいる間は自分と似ている人に惹かれます。
まとめ
単なる避妊と思っていましたが、副作用が無いわけないですね。娘が始める前に一回本を読んでおきたい。