ジョーダン・ハービンジャー・ショーで双極性障害を持つ起業家のキャメロン・ヘロルド(Cameron Herold)との対談がありました。
キャメロンは双極性障害は実は双極性「超能力」であり、起業に向いていると言いました。著書「倍々ゲーム(Double Double)」ではその波を利用してビジネスを倍にする方法を書いています。
Double Double: How to Double Your Revenue and Profit in 3 Years or Less
ISBN-10: 1608320995
ISBN-13: 978-1608320998
障害か超能力か
双極性障害(Bipolar Disorder)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、注意欠陥障害(ADD)。
起業家に多いとされている「障害」で、薬による治療も進められることもあります。しかしキャメロンは実はこれは「超能力」なのではないかと言いました。
治療されるのも、学校などが対応できないから。もしかしたら、「学校」というシステムに合わないだけかもしれない。
ちゃんと理解して、どのフェーズにいるかで対応できればとても伸びる可能性はあるという。
起業家度
キャメロンは「起業家度」を測るために双極性障害と同じ指標を使いました。
- エネルギーにあふれている
- 頭の中がアイデアでいっぱいになる
- モチベーションが高い
- 落ち着きがない
- じっとしていられない
- 睡眠を削ってまで働く
- 悦に入る時がある
- 小さいことで簡単にイラつく
- よく燃え尽きる
- 性的な問題行動をしがち
- 自分の考えを受け言えれてもらえない時、責められている気がする
5項目以上当てはまったら起業家タイプだそうです。
10項目以上当てはまったら薬による治療が必要かもしれません。
起業家の波
起業家の波は双極性障害と同様に5つのステージがあり、これの繰り返しです。
第1ステージは無敵な楽観(Uninformed Optimism)。
頂点に近づいている時で、全力疾走中でやたらとエキサイトしています。
この時にメディアや投資家へ語りかけたり、マーケティングや求人募集をすると良いです。
ただし大きな購入や実際の雇用はしない方がいい。
第2ステージは現実を見た悲観(Informed Pessimism)。
上から下に落ち始めた時で、ちょっと冷静になって「あ、ヤバいかも?」と思います。
予算の調整をしたり、どうするかの計画を考えるのが良いです。
第3ステージは意義の危機(Crisis of Meaning)。
上から下に向かっている時で、パニックに陥り何も考えられなくなり、そのままどん底に落ちるか大逆転をするかの分岐点です。
友達に打ち明けてみたりして、助けを求めると良いです。この世の終わりじゃないと気付くのが大事。
休んでも罪悪感を感じない、ガンバりすぎないことも必要。
第4ステージは燃え尽き(Crash & Burn)。
どん底で、ウツ状態になり、抜け出すのがとても難しい。
とにかく休養して回復に努めるべきです。
第5ステージは現実的な楽観、希望の現実化(Informed Optimism/Hopeful Realization)。
下から上に戻り始めている時で、これまでの努力が報われたりするときです。
人を雇ったり、組織を再編したりしてさらなる成長を計画すると良いです。
ただし、この後にまた下落が待っているので、ちゃんと前回の問題点に対処する必要があります。
まとめ
僕はあまり項目が当てはまらなく、起業には向いてなさそうだ(笑)。でもこういった人に雇われていたり、家族や友達にいたりしたら、感情の急激な変化を理解するのに役立ちそうですね。