ジョーダン・ハービンジャー・ショーでベンチャーキャピタリストのベン・ホロウィッツ(Ben Horowitz)との対談がありました。
ちなみにベンのファンド名は「Andreessen Horowitz」、「a」と「z」の間に16文字あるから略して「a16n」。「国際化(Internationalization)」の「i18n」、「地域化(Localization)」の「l10n」と同じです(笑)。
ベンは新著「あなたの行動があなたを定義する(What You Do Is Who You Are)」では社風の作り方を説明しました。ハイチ革命、武士道、チンギス・カン(Genghis Khan)、シャカ・センゴア(Shaka Senghor)の話を取り入れてリーダーのあり方を語っています。
What You Do Is Who You Are: How to Create Your Business Culture
ISBN-10: 0062871331
ISBN-13: 978-0062871336
会社の文化の作り方
会社の文化はコンサルに頼んで作り上げるものではない。まずリーダーがいて、戦略がないといかない。その上で、リーダーも納得し、戦略に合った社風にする必要がある。
「ハイチ革命」からは信用の積み上げ方を学べます。リーダーは口だけでなく、自らの行動で示さないといけない。
「武士道」からは会社として何を世の中に遺したいかを考えさせます。
「チンギス・カン」からは長期目線を見据えて、自分と違う人を受け入れることを考えます。
「シャカ・センゴア」からは社風は固定ではなくて、常に分析して完全していかないといけないことを学びます。
破壊的技術が生まれる分野
ベンは今後、期待する分野についても話しました。
- 金融
- 銀行とか競争があまりないので、最新技術を取り入れるのが遅い。
- 医療
- 診断、薬の開発、いたるところで非効率。やっとAIを適用するようになってきた。
- 教育
- 産業革命の時代の教育システムがいまだ残っている。
難しいのはどのイノベーションが価値あるかを見極めること。良いアイデアも悪いアイデアも最初は同じに見える。起業家が努力を経て何か秘密を発見した時に良いアイデアが生まれる。
まとめ
リーダーの行動によって社風ができる。子供も親を見て育つ。せめて子供に注意したことくらいは実行できるようになっておきたい。