ジョーダン・ハービンジャー・ショーでロッククライマーのトミー・コールドウェル(Tommy Caldwell)との対談がありました。
トミーは自伝「後押し(The Push)」でヨセミテ国立公園のエル・キャピタンにあるドーン・ウォールまでフリークライミングで登るに至った話をしました。
The Push: A Climber’s Search for the Path
ISBN-10: 0399562710
ISBN-13: 978-0399562716
ロッククライミング
トミーは未熟児でした。学校の先生でもある父親は自信をつけさせるために3歳の時からクライミングに連れて行ったそうです。9歳で初めて一人で公園でキャンピングしていたり、普通の人よりも怖いもの知らずでした。13歳の時に大人のクライミングコンテストに出場して、何と優勝しました!!
そこからロッククライミングに目覚めたわけですが、トミーがやっているのはフリークライミング。ロッククライミングは大きく分けて3種類あります。
- スポーツクライミング(Sport Climbing)
- 一番安全。手足をかける場所が用意されていたり、ロープにつなげられたりします。
- フリークライミング(Free Climbing)
- 万が一、落ちた時のためのロープは要されているが、基本的に岩にそのまま登る感じです。
- フリーソロイング(Free Soloing)
- 一番危険。ロープも何も用意されていません。落ちたら死ぬ可能性も高い。
トラウマにならない方法
普通だったらロッククライミングをやめるような経験をトミーは2回もしています。21歳の時、キルギスタンで登山中に反政府組織に6日間人間の盾としてつかまりました。生きて帰ることができ、どこまで行けるか頑張るにしたそうです。
また、家のリモデリングを自分でやろうとして、工具で左手の人差し指を切断しました。自身もロッククライマーである医者に、新しいことを探した方がいいよ、と言われて余計に意志が固まりました。指の力のバランスを研究したり、減量をしたりしてさらに上達したそうです。
トラウマにならずに済む方法は普段から少しずつストレスを受けることだと言いました。
まとめ
子供ができて危険なことからは足を洗ったそうですが、一つのことにここまで頑張れるのはすごいですね。ちゃんと鍛えて戦略を立てて臨めばドーン・ウォールも危険ではないと言いましたが、僕はスポーツクライミングまでにしておきたいです(笑)。