ジョーダン・ハービンジャー・ショーでブロガーのマーク・マンソン(Mark Manson)との対談がありました。
不快な真実
マークの新著「すべてが壊れている(Everything Is F*cked)」はニヒリズムへの対処だそうです。ニヒリズムは「人生とは無意味だ」という考えで、全宇宙のなかで見たら個人がやることなんかチッポケで何も残らないと思うわけです。これを「不快な真実」と呼んでいますが、ウツになりそうですね。
そんな中で、いかにして希望を見つけるか、価値や意味を見出すことを書いています。
Everything Is F*cked: A Book About Hope
ISBN-10: 0062888439
ISBN-13: 978-0062888433
感情脳と論理脳
マークは感情脳と論理脳についてこう話していました。人の行動を主導するのは感情脳であって、論理脳は後付けで理由を考えたりするそうです。
車の運転に例えるなら、感情脳が運転して、論理脳が地図を書いているという。なので、行動を変えたいと思ったら論理的に「こうした方がいいよね」と考えるよりも、「こうしたら気持ちがいい」ということを実行しないと続かないのです。
ニュートンの力学の法則にちなんで感情の法則ついて書いたそうですが、その内のひとつは「アイデンティティは新しい体験に作用されるまで変わらない」というものでした。
毛糸の玉に例えていて、子供のころから体験を積み重ねるごとに巻かれて大きくなります。そして大きくなれば大きくなるほど、変えるためにはたくさんほどく必要があります、体験からは快感を得られるかもしれないし、苦痛を感じるかもしれない。良い感情をたくさん経験することによってアイデンティティも良い方向に持っていくわけです。
神価値 God Value
神価値(God Value)についても話しました。神価値とは、その人が持っている価値観のうち、もっとも重要なものです。この神価値によって行動や決断が誘導されます。
例えば「お金」が神価値の人は「儲かるか」「安いか」など無意識に考えます。
価値観が異なる人と衝突することもありますが、これは実は大切なことであります。運動すると筋肉がつくように、議論して自分の価値観を主張することによって、その価値を再確認できて、人生の意味も固められるのです!!
新しい価値と取り入れ方も言っていました。まずは「その価値を持った未来の自分」について書くのです。それでどんな気持ちになるのかなどを検討するのです。試着のように、それで納得したら取り入れてみるのです。
人生の問題は取捨選択せよ
ある研究の結果で、人間の脳みそは常に問題を探しているそうです。ある一定の問題が発生している状態が普通なので、何かが解決すると新たに見つけようとするわけです。放っておいても問題が出てきてしまうなら、自分で問題を選ぶようにしましょう、ということです。
マークのベストセラーになった最初の本「The Subtle Art of Not Giving a F*ck: A Counterintuitive Approach to Living a Good Life」では気にする問題を取捨選択するようにして人生を良くするチョイ技を教えています。
和訳もされています!!
⇒その「決断」がすべてを解決する 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」
まとめ
日本語では一休さんの法則と名付けよう。
気にしない。気にしない。一休み。一休み。(笑)