ジョーダン・ハービンジャー・ショーでジャロン・ラニアー(Jaron Lanier)との対談がありました。
ジャロンは「バーチャル・リアリティ(仮想現実)」という言葉を考えた人です。家には世界中の1500種類くらいの楽器があるらしく、見てみたいですね。
著書「ソーシャルメディアをやめる10の理由(Ten Arguments for Deleting Your Social Media Accounts Right Now)」はタイトル通りの本です。ジャロン自身、ソーシャルメディアのアカウントは一切持っていないそうです。
Ten Arguments for Deleting Your Social Media Accounts Right Now
ISBN-10: 125019668X
ISBN-13: 978-1250196682
良くないソーシャルメディアの見分け方
ソーシャルメディア自体が悪いわけではなく、ビジネスモデルが悪くしているそうです。「すべての人に無料で情報を共有する」というインターネットの思想と、「起業家を報わせる」という資本主義の概念が相容れなかった結果です。つまり、第3者の広告によって成り立っている無料ソーシャルメディアがまずいのです。
もともとは従来の広告のように挿入されていたが、技術の発展によって読者を操作するようになったということです。メンバーの行動はビッグデータに入り、広告にどのように反応するかを細かく測定できるようになりました。そうすると、ひとりひとりに対して、もっともSNSに依存して、もっとも広告をクリックするように効率化されているのです。
弊害として、自分が見たいものしかニュースフィードに入らなくなり、社会的な分断を起こしてしまいます。さらに費用対効果で、ポジティブな情報よりもネガティブな情報の方が高いのです。リアルで他人に共感したりするのが困難になってきています。
ソーシャルメディアのやめ方
どんなソーシャルメディアのアカウントを持っているか、列挙しましょう。
それぞれに対して、一日のうちにどれだけ時間をかけているか計算しましょう。
次に、それぞれを使った後にどんな気分になっているか書きましょう。
客観的にやめた方が自分によさそうなものからやめる努力をします。
まずは1週間、ひとつのアカウントを使わずに過ごしてみましょう。
それができたら、期間を延ばして、最終的にはアカウントを削除する。
まとめ
僕はソーシャルメディアは限定的に使うようにしています。まだ依存症の症状は出ていないのでしばらくはこのままにしておこう(笑)。