ジョーダン・ハービンジャー・ショーでフランク・アバグネイル(Frank Abagnale)との対談がありました。
フランクは著書「詐欺できるならやってみろ(Scam Me If You Can)」では詐欺師の手口と、それから自分を守る方法を書いています。思春期の後半を全世界で詐欺をしながら過ごした経験ならではの視点を持っています。
Scam Me If You Can: Simple Strategies to Outsmart Today’s Rip-off Artists
ISBN-10: 0525538968
ISBN-13: 978-0525538967
ちなみにフランクの詐欺時代の話は映画化されています。スティーヴン・スピルバーグ監督で、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが出ています。ホテルから逃げるシーンは実際にFBIのメモから再現したらしい!!
⇒キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch Me If You Can
詐欺師の特徴
フランクによると詐欺師には3つの技能を使って社会工学(Social Engineering)するそうです。
- 観察力(Observation)
- 本能的に何かが違うことを察することもできますが、相手の表情やしぐさを読み取って行動を変えます。
- 調査能力(Research)
- 50年前は電話をたくさんかけてたり、学生新聞の取材と称して情報収集していたでそうです。現在ではインターネットですぐに見つかるのでやりやすくなっているとか。
- 人格(Personality)
- なりきることによって自信を保ち、相手に信用されます。特に若いころは深く考えていなかったので余計に自然体で行けたそうです。
現代になって、詐欺師の使う技術はアップグレードしていますが、心理的なことは変わっていないそうです。そして必ず2つの赤信号が出てきます。
緊急性を要してお金を渡すようにお願いされるか、個人情報を聞かれます。
もし会ったこともない人からどちらかが出てきたら、詐欺を疑いましょう。
その場では行動をせずに、一回冷静に考える必要があります。
オレオレ詐欺だったら、実際に警察に電話して事実を確認するといい。
何かの賞に当選した場合、本当に応募したか確認するといい。
世界の監獄の違い
フランクは捕まった後、フランス、スウェーデン、アメリカの3つの監獄に入りました。
フランスの監獄は完全に懲罰を目的としていて、人権は無いと思ってよい。そのかわり刑期は短く、再犯率も低いそうです。
スウェーデンは逆に厚遇されています。法律を破ったのは理由があるから、それに対処しないといけないという考えです。まるでホテルみたいと言いました。
アメリカはその中間で、ひどい扱いは受けないけれど、自由はないそうです。
まとめ
映画が見たくなりました(笑)!!とりあえず詐欺に引っかからないように注意しておこう。