FBAR 海外金融口座の申告

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FBARとは「Report of Foreign Bank and Financial Accounts」の頭文字で、アメリカに住んでいる人が海外に持っている金融資産の情報を報告するものです。

所得税を申告する時に、「海外に資産を持っていますか?」と聞かれて「はい」と答えるとFBARの情報を教えてくれるはずです。セットになっていますが、FBARは財務省に申告するもので、税金は発生しません。

所得税の申告

申告期限

期限は所得税の納税期限と同じで毎年4月15日です。ただし、自動的に6カ月の延長が適用されるので実質10月15日です。

昔は6月30日が期限でしたが、いつの間にか変わっていました。6カ月の自動延長がなくなったらうっかり忘れないように気を付けないと。申告自体は1月1日から可能です。

申告義務

申告義務があるのは、アメリカの人で、海外の金融口座に、2017年内で合計$10,000(アメリカドル、USD)以上の金融資産を所有、または管理していた人。ここでは僕のように個人で日本に自分の口座を持っている人向けに説明します。法人とか、複雑な場合は会社のCPAなどと相談しましょう(笑)。

アメリカの人

アメリカの人とは、アメリカの市民か、住民のことです。アメリカ人で日本に住んでいたり、日本人でアメリカに住んでいる人です。もちろん、アメリカに住んでいるアメリカ人も対象です。ソーシャルセキュリティーを持っているとかは関係なく、全員が対象になります。

海外の金融口座

海外の金融機関の口座とは、アメリカを基準に海外です。つまり、日本の銀行の預金、貯金、証券会社の口座などです。アメリカの金融機関の海外支店も考慮する必要がありますが、海外の金融機関のアメリカ支店は対象外です。金融機関の住所が重要みたいです。

計算する金融資産は、銀行に預けているお金や、証券口座で持っている株式などの金融商品です。資産価値のある生命保険や個人年金も対象らしいです。ただし、現金や不動産、金(ゴールド)などは対象外です。口座を通さないで保有している株式なども対象外です。メールで確認しましたが、少なくとも2017年度はビットコインなどの仮想通貨も対象外です。

$10,000以上

2017年のどこかで、上記の口座で金融資産が合計$10,000以上になったことがある場合です。この場合、為替レートは年度末のものを適用します。2017年の場合、$1=¥112.55でした。
2018年は$1=¥109.85でした。
2019年は$1=¥108.53です。

ここで主要通貨のレートが調べられます。
財務省のサイト

たとえば、銀行に75万円、株式で50万円相当保有していた場合、合計125万円、$11,106なので申告する必要があります。

銀行に75万円あって、証券口座に50万円送金した場合、それぞれの最大は75万円ずつでも、合計は75万円を超えることがないので申告する必要はありません。

年初に株式が80万円相当あって、夏に150万円まで上がったけれど年末には40万円まで下がった場合、申告する必要があります。

申告のやり方

アメリカ財務省 BSA E-Filing System

アメリカ財務省 BSA E-Filing System

自分でFBARの申告するやり方はオンラインでします。グーグルで「FBAR」で検索すれば上の方に出てくる「BSA E-Filing System」というサイトです。

BSA E-Filing System

「PDF Form」と「Online Form」と2通りの方法が選べます。
全部情報が調べて会って、入力するだけであれば「Online Form」ですぐできます。
そうでない場合、「PDF Form」にすると「NFFBAR.pdf」というファイルがダウンロードでき、アドビのアクロバットリーダーを使って編集します。全部入力できた時点でアップロードする形になっています。

僕は記録を簡単に残せるPDF形式にしています。ただし、保存をするたびに別名保存になるので、ちょっと面倒です。

必要な情報は以下です:
「Filing name」は自分が覚えやすいもので大丈夫です。僕は「名前+年度」にしています。

個人情報

  • 納税者番号(ソーシャルセキュリティー番号とか)
  • 誕生日
  • フルネーム
  • 住所(郵便番号は「-」抜き)

口座情報

それぞれの金融機関口座について必要です。

  • 年度内での最高資産価値(USDで)
  • 口座の種類(銀行、証券、その他)
  • 金融機関の名前
  • 口座番号
  • 金融機関の住所

送信時

送信時にはメアドと電話番号も必要です。電話番号は「-」やカッコ抜きです。

罰金

もし申告をしなかったり間違っていた場合、罰金が発生します。うっかりミスの場合、最高$10,000です。わざとだった場合、最高$100,000と金融資産の50%の大きい方で、刑事罰も発生する可能性があります。

まとめ

FBAR、面倒くさいですが自分でもできます。ただし、持っている口座が複雑であったり、会社の口座を扱う権限を持っていたり、自信がない場合はCPAを雇うなどしましょう。

僕は生活がアメリカ主体になっているので、海外(日本)の金融資産はほとんど変化がありません。なので1回やっておけば、毎年そんなに時間がかからずにできます。

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